本の概要
2020年1月発売のこの本は、様々な業界で活躍する10人のリーダーによる子育て本です。
「あなたにとって子育てとは?」をキーワードに、子供との関わり方や子育ての対する価値観を惜しげもなく語ってくれています。
ここに登場する10人は社会ではリーダーとして活躍していますが、この本の中では0歳から小学生くらいまでの10人の父親として登場しています。
子育て真っ最中のお父さんが読むと、子供に対する考え方や距離感の取り方など参考になる点が多い1冊となっています。
読んでよかったポイント
この本を読んで良かったポイントは1つ
「子育てに正解は無いんだな」
と、思えたことです。
”十人十色”という言葉がありますが、この本に登場する10人の子育て論はまさに十人十色です。
例えば、子どもたちを自然の中で遊ばせてテレビを見ない子育てがある反面、成長段階に合わせたゲームを与える子育てもあります。
この点、一般的に「子供はテレビを見たりゲームをやったりするより自然の中で遊んだほうが良い」みいたいな風潮がありますが、しっかりとした考えを持ってゲームを与えていることがこの本を読むとよくわかり非常に参考になりました。
この本のパンチライン(強く印象に残った名言)
好きなことを極めてほしい 飽きたらやめてもいい
気鋭のリーダー10人に学ぶ 新しい子育て
この言葉は、10人それぞれの価値観の中でも共有する7つのキーワードの中の1つです。
子育てをしていると習い事をすぐに辞めてしまったり、おもちゃに飽きてすぐに新しいおもちゃを欲しがったりすることがあると思います。
そうなると”飽きっぽい” ”我慢ができない”など、継続できないことがダメなことだと感じてしまします。
このパンチラインはそうではなくて、”人生の中で好きなことを見つけてほしい”そのためにはいろんなことを試してたくさんの経験をしてほしいという願いが込めらています。
さいごに
この本を読み終えたときにこんなことを思いました。
こうやって十人十色な価値観の中で育った子どもたちが、それぞれの個性を発揮して多様性豊かな社会を作っていくのだろうと。そう思うと未来が楽しみでしょうがないです。
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